指宿市における新型コロナウイルス感染症クラスター発生をうけて
指宿市における新型コロナウイルス感染症クラスター発生をうけて
2020年8月16日指宿市において新型コロナウイルスクラスターが発生致しました。
再度、当院でも再度感染症拡大防止のために何をすべきか検討を重ねました。
感染ルートとして、以下の3つのルートがあります。
- COVID- 19 と診断または疑われている患者から感染
- COVID-19 と診断または疑われていない患者から感染
- 市中や医療従事者間での感染
濃厚接触者にならないように適切な個人防護を行うこと、市中感染予防、感染拡大予防が重要となります。
濃厚接触の定義として、
1)手で触れることの出来る距離(目安として 1メートル以内)で、
適切な個人防護具を使用せず、一定時間(目安として15分以上)の接触があった場合
2)患者さんの気道分泌物もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い場合
新型コロナウイルスは、発症(症状等が出現)する2-3日前から感染力が高いことが知られています。
〜当院としての対応〜
大事な事は、医療従事者、また患者様、患者様ご家族の双方のマスク着用により、暴露リスクは低リスクとなります。外来時、また訪問利用時のマスク着用の徹底をお願いいたします。
各部署の対応〜外来受付〜
- 37.5℃以上の発熱患者は、車待機を指示させて頂きます
- 医療従事者、患者様、双方のマスク着用で、濃厚接触とはならず暴露リスクも低リスクとなります。マスクしていない方、もしくは忘れた人には1枚50円で販売し、装着して頂きます。
- 入口でのサーモグラフィーカメラでの体温確認、手指消毒の確認をさせて頂きます、出来ていなければその場で消毒をお願いする事があります。
- 保険証、お金など媒体を介して感染リスクもありますので、前後で手指消毒を徹底させて頂きます。
- 車待機患者様には、問診、会計に行く際は、フェイスシールドとトレイ会計を徹底いたします。
- 出口での手指消毒の声掛けをさせて頂きます。
各部署の対応〜訪問看護ステーション〜
- 患者様、患者様御家族の健康状態の確認
- 患者様、患者様家族に対してもマスク着用をお願い致します。
- マスク着用が難しいようであれば、医療従事者がフェイスシールドを使用させて頂きます。
- 各患者様における医療処置内容の確認と、それぞれに適切な個人防御服を使用させて頂きます。
- 処置の前後に手指消毒を徹底します。
- 車に入る際や病院帰宅時の消毒を徹底します。
〜共通の対応として〜
- 休憩時の食事は可能な限り、場所をずらして食事を行います。
- 会話はできるだけ、双方マスク着用の上で行うように致します。
- 休憩室の入室、退室時に必ず手指消毒を行います。
- キーボードから感染する事も報告されているので、使用するパソコンを決める、もしくは使用前後の手指消毒を徹底するようにします。
- 車内、待合室含めて定期的に換気、消毒を行います。
上記皆で話し合い、最善と考えた対応です。
ご理解とご協力の程何卒宜しくお願い申し上げます。
2020年8月24日 院長 南 圭祐